2006年08月22日

特別な個性

コーヒーについて話が続くが、今「美味しいコーヒー」を求める確実に『スペシャルティコーヒー』にぶつかる。では、このスペシャルティとは何か?
その定義は多様であり、ゆえに曖昧な部分も含む。
日々多くのコーヒー業界の人間たちによって研鑽され、その定義の基準(価値)の共有を計ろうとして働きかけあい続けているが、何せ、混迷している。

では、消費者は何を信じればよいのだろうか?

もともとはコーヒー国際会議内でエルナ・クヌッセン氏(米)が
『特別の気象、地理的条件がユニークな香気を持つコーヒー豆を育てる。』
という発言をした事を原点にさまざまな解釈、定義付け、国際基準作りがなされてきた。

国際基準として有名で影響の強いものとしては「COE(カップオブエクセレンス)」「Q-Auction」があげられるが、審査は消費各国のカップテスター/コーヒー豆販売業者によって厳密に行われる。基準も公正かつ公平である。
これらで上位入賞したものや、高評価を得た豆はとんでもない価格で取り引きされる。(ここに市場の歪み、生産者から消費者への不要な壁が生ずると私個人は考えているが、、)

しかし、そこで判断を下してはいけない。

スペシャルティコーヒー協会でも『最終的に顧客の手に渡った時のカップ』の価値を基準にするべきという声の通り、

@収穫後(カップテスト後)どういう状態で生豆管理され、
@どういうルートを辿り、日本国内へ入り、
@国内において生豆問屋がどのように荷受け、管理し、
@焙煎業者に確かに受け渡された上、
@『コーヒー生豆』を鮮度管理し、
@適正かつ高い技術で焙煎され、その個性を最大に引き出し、
@適正な抽出にて、顧客の手の中のカップの中身の液体となる。

その時まで、一つもぬかりなく、

@心を込めて。

つまり、顧客の口にはいるまでの全工程でベストがつくされたものにはじめて与えられる称号だと思われる。


その際、間に入る我々販売者はその価値を正しく伝える務めがあり、もし、その価値を損なっても「スペシャルティ」のブランドをうたえばそれは詐欺まがいの行為となってしまう。

販売者の信用をもって、その正しい価値と愉しみを伝え、顧客へ『特別ない一杯』を提供させていただく。あくまで裏方としての立ち位置を守り、価値の押し付けや詐欺を働いてはならない。
シンプルゆえに『焙煎』という加工の技術も問われるが、『ハート』と『オリジナリティ』のない商品は扱わない。

posted by 農夫見習いパパ at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カフェ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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