2006年08月04日

コーヒーとパン

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ごく僅かに国産も存在するが、総輸入食品と言っても過言ではない『コーヒー』。チョコレート、砂糖と並び、悪しき奴隷制度の歴史の賜物でありながら、その魅惑の商品力で世界経済で大きな存在感と影響を持つ食品。
一国の経済がそれによって支えられている国さえある。

コーヒーの産国は世界の熱帯地方にちらばり、それぞれの国によってその状況は全て異なる。産地を直接知らず情報も限られている中で断定的な意見は出来ないが、今だ奴隷制の影が濃い産地もあれば、先進的農家が財を成しつつ、さらなる素晴らしいコーヒーを農産しようと努力している所も、外界に関わらず昔ながらの農村生活を基盤にしている所もあるという。。

食の安全についての意識が高まりつつある昨今、コーヒーも当然食品の範疇であり、味のクオリティの高さと共に背景となる生産現場での履歴の公正さも問われるようになっている。消費者団体「世界スペシャルティコーヒー協会」が市場に及ぼす影響は大きく、「品質本意の農産物」への注目は過去最大に盛り上がっているとも言える。

コーヒーの消費量世界屈指の日本も、協会の活動は広く公平であり、長い間暗い「イメージの世界」の飲み物だったコーヒーに光をあて、質の向上に大きく貢献している。
僕も協会認定のコーヒーマイスターの資格を持っている。
食品は背景を深く知る事で、はじめて公正な選択が出来ると僕は考えている。
正体のわからないもの、不安や、どこかの地域にしわ寄せをもたらすようなモノは問題外である。

神音カフェで扱うコーヒーに関して、この点は先ず大前提。世界ではコーヒーのコンテスト(品評会)が盛んであり、協会も認める「高品質」コーヒーは毎年増え続けている。が、その生産背景も重要である。真に「サスティナビリティ」を据えているか?は僕の品選びの最大関心事である。
その追求を個人で行う事は非常に困難であるが、世界規模で取り組む団体もまた増えている。
情報を常に仕入れ、判断をそのつどしながら、追求してゆくつもりだ。

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パンについても観点は同じ。食料自給率の向上という名目はあれ、外国産小麦のポストハーヴェストの目に見えない「害」への不安、はたまた市場に溢れる品には流通/品質保持のために用いられる化学物質の恐れもある。
それらの不安要素に全て答えている訳ではないが、国内産、地域産で、生産履歴、流通経歴が掴みやすいもの、生産にあたり「減農薬」や「有機」にこだわる素晴らしい生産者の方々も多い。
製造については技術の問題も大きいが、製造スタッフの意思も意識も高く、今後大いに期待して頂きたい。


その他、取り扱う食品、加工食品についての情報は全てオープンを基本とする。
posted by 農夫見習いパパ at 23:27| Comment(2) | TrackBack(0) | メニュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
こちらからはお初ですね。
4日は、現場の視察ができて本当に良かったです。

コーヒーとチョコは、関係が近いのでしょうか?
生産地域とか。

6月にjean paul hevin(綴り間違っているかも)
のコーヒーチョコのタブレットを頂きました。

私は、ここのチョコの大ファンで、フランスに行った際には必ず購入します。
私が購入する唯一のブランド品です。

ここの板チョコは、よく買うのですが
コーヒー味は、今まで敬遠した品。
でも、美味でした。
流石です。



Posted by アッサム at 2006年08月07日 10:35
>アッサムさま
こちらこそ。わざわざ遠方まで(しかもすごい田舎まで)来て頂きありがとう!
コーヒーとチョコは生産地が一部かぶります。歴史上の扱いも似た所があり、種を焙煎して食用にするところや、水洗式という精製方法の場合は共通の行程をとります。
ただし、日本ではコーヒーの生豆は一般流通しているのに、カカオ生豆は大手独占市場に近く手に入りにくいです。焙煎後の精製はチョコレートはとても複雑かつ奥深いです。
ジャンポールエヴァン!フランスはカカオに合わせるミルクも違うみたいですね。食べたい!
Posted by 農夫見習いパパ at 2006年08月08日 00:20
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