2011年05月17日

萌えいろと百足

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ゆっくりした速度で暖かさが近づき、
野の花たちも急かされる事無く、正しい大きさで花を開き、
他の草達に競い負ける事無く堂々と咲き、
余り「寒春だ不作だ」とネガティブな事を言うのはスマートではないと思わされる。
とてもよい春だ。

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すっかり目にしみる緑の世界につつまれたこの山郷、
ゆっくりではあるが裏年の筍もぼちぼち生え、木陰のうわばみ草や蕗の緑はまぶしい。

新緑は心に染み入るやさしく強い緑だが、
ほんとうは『山笑う』萌芽の灰色かかった中に無数の色が潜む、
しばらく前の景色の方が好きだ。

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それぞれのいきものたちが、
冬を乗り越え、活動の色を取り戻してゆく。
その『はじまりのいろ』

子供達が大きな百足を岩陰に見つけた。
これから人目につくことも多く、場合によっては咬まれるかもしれない。
大きく育ち、何の罪も無いのだが、小さな子供達の「もしも」を思うと思わず踏みつぶした。
こうした殺生は此処へ来て確かに増えた。

文字通り、心が痛むかといえばちょっと違う。
『なれ』てしまう自分への恐ろしさも半分、
自然に寄り添い生きる人の『性』として、無感情に命を奪う事もまた必要な営みを思う。これでよいのだという気持ち半分。

手当たり次第、根こそぎ、とか憎しみを込めて、、というのとは違う、淡々とした何か。
鶏を飼い絞める事と何か共通する。

ようやく冬をこえて、只いのちをつなごうと生きる其の姿はいつくしむべきものであり、
其の姿は昔ほどおぞましくは感じず、同じ山に生きる同胞のような共感すら覚える。
しかし、出会ってしまったものは仕方が無い。。
其の姿は堂々と、艶があり、美しかった。
南無。
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posted by 農夫見習いパパ at 09:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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