2011年01月28日

幻覚

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今はもう屋根から落ちた雪が作った山に遮られて見えないけれど、
厨房からの林の眺めは格別だ。

カフェの空間に『外国』を感じて下さるお客様は多いけれど、
自分にとっては最も日常を飛ばしてくれるのがこの窓からの四季の移ろいの様子だ。

木立の間を野生の動物が横切るのを夢想したり、
一面の白い雪が純白の砂浜と打ち寄せる波を思わせ、
潮騒と潮風の匂いまで感じられる。
まるでこの家とその周りの限られた空間が時空をこえて移動してゆくかの如き、
内面の、受け手の旅。

一つの点が全てであり、全ての点は一つである。
そんな、陰陽紋を彷彿とさせる在り様。

どれ程雪に埋もれようとも、この場所が好きで仕方ないと思えるのは、
そこここに生える木々を薪として、
体も心もいたわってくれるストーブの存在は大きい。

火があれば生きて行ける。

ストーブが体に伝える暖かさは、
陽だまりの、まるで太陽そのものの暖かさ。
肌をじりじりと温めるその感じと、真夏の浜辺のそれはそれ程遠いだろうか?
それは幻覚かもしれない。
posted by 農夫見習いパパ at 17:11| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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