2010年02月11日

冬がさって

木々が芽吹いて、土の匂いが立ち上る。
季節で言えば「寒」くて当たり前なのだけど、この寒い山に住んで丸3年。今回の冬は暖冬だと思うし、重ね着などの防寒対策や、家の中の空気の流れ、薪ストーブの扱いが上達したおかげか、毎年冬にずうっと引きずっていたあの「風邪っぽい感じ」が殆どない。

体も強くなったのかもしれない。
時間の流れが根底から変わって、農業暦や月の暦のような根源的なリズムに少しづつ同化でき始めているのかもしれない。

子供が幼いという事から、早寝早起きが凄く重要だと実感させらているし、暗くなってからする作業に大した必要性を感じなくなった。

スローライフは決してゆっくりではない。
ただ、数ヶ月とか1年とか10年とか100年とか、
ロングスパンで物事を捉えて対応することが求められる。

目の前に現れるトラブルは自分由来か、自然由来。
だれのせいにも出来ないということがこれほど素晴らしいものだとは。

不自由は自由、不便が合理的。
そもそも答えなど無いはずなのに、何かを恐れて人は自分が今属する社会を外れまいとして、押し殺し、他人を責めて、結果としてバラバラに。
秒刻みに、1円単位で、分解してゆく。
ファーストライフから「刹那の美学」を除いたら、ただの自滅行為。

信念無き消費生活は崩壊するジェットコースターに乗るようなものであるのに対して、信念無くてでもそれとは別枠で循環を余儀なくされるのが本物のスローライフ。主導権は人(経済)ではなく、自然という事を知らない人は多い。

なんとかしてやろうと考えるから、なんとかされるのであって、
何も成さない事が、何をも成し遂げるというような「禅」のお話を最近別々のお客さんから聞いて、僕はなんだか誇らしい気がした。

自分では不自由とは思っていないものの、この土地での暮らしは今までの僕の暮らしで当たり前にしていた色んなことがぼちぼち出来なかったりする。
それでも、携帯電話がいい例で、無ければ無いで大した問題では無い。
そういう「余儀なくされる」感じ、否応ない制約が、誰のせいでもないことをはっきり明示してくれる現象が多くて、実にすがすがしい。

だから、自分の内面では不安定(に見える)政治や経済にわずらわしい思いをしないで、ただ目の前の作物や、薪木に向かい合えばいい。
そしてその向かう先は自然が決めてくれる。
posted by 農夫見習いパパ at 17:21| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
8月30日月曜 高野さんと仲間5〜6人でお邪魔します。お昼ご飯楽しみにしていきます。
こだわりを実行する勇気、誰もが持っているものですがなかなか出来ません。その波動を感じる事で自分の何かを思い出すかもとワクワクしています。メンバー内容は無農薬でかんばっているご夫婦と不思議大好き仲間と私の子供(元Jリーガーと元マンガ家アシスタント)よろしく(^.^)/~~~
Posted by non(森 紀子) at 2010年08月24日 10:09
>non(森 紀子)さま

コメントありがとうございます。
当店の表看板のブログ(家内のブログ)『神音カフェブログ』
http://kohukohu.seesaa.net/

でもご案内させて頂いておりますが、8月は31日まで夏季休業をいただいております。。。折角のご予定でしたのに本当に申し訳ございません。
あしからず、ご了承くださいませ。
店主敬白
Posted by 農夫 at 2010年08月24日 22:35
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。