2009年09月28日

におい

コーヒーの香りが苦手という人は少なく、カレーも然り、そしてお菓子やパンの焼ける匂いもまた。

自家焙煎のコーヒー専門店であれば、コーヒーの香りそのものを邪魔するような他の匂いは排除したほうがよいという向きもあるかもしれない。
けれど、僕にとってはコーヒーとタバコのにおいの混ざったけだるい雰囲気も好きだし(僕は一切吸いません)、ケーキなどの小麦の香ばしい匂いや、甘い匂いには良くあうと思う。(店内は一応禁煙です。絶対に!じゃ無いので状況判断。今日は「タバコ吸えますか?」と聞かれたお客様が店内にいらっしゃった小さなお子様連れのお客様を見て笑顔で「外で吸ってきます」と席を立たれました♪さりげない、いい景色。)


ところが、味噌汁や煮物のお出汁や味噌、日本酒の匂い、魚のにおいが立ち込めているところではコーヒーは居心地が悪いのじゃないだろうか。。あるいは、そういう匂いに似合うコーヒーもあるのかも知れないけれど、通常、美味しい蕎麦の名店にコーヒーは無いし、日本食のお店も然り。
そこでは日本茶の奥ゆかしくやさしい香りが似つかわしく、心地よい。


だから、せっかくのストーブで日本の農家なのだけれど、店内で「和」の料理はしない。

林を抜ける匂い、
風の運ぶ湿り気を含む匂い、
土や植物や微生物がかもし出す匂いには
少し日本人の日常から離れた「異国」の匂いが意外に馴染む。


景色も人もなぜか鮮やかに見える。
生活を離れて、時間を離れて、
魔法のような時間を生き、
そしてそれはとても身近であることも知る。

そういう感性の幅を伝えられたら、、
「カフェ」はそういう可能性を秘めている。
posted by 農夫見習いパパ at 23:13| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
10月16日にお伺いしました。

妻と子供には好評でしたが、私は商売と言う観点から、物足りなさを感じました。
これで食うのは難しそうだな・・・冬場は商売になりませんから、どんなに働いても月平均10万円程度の利益かな?奥さんやりくり大変そう。

17日たまたま、石川県立美術館の辻口博啓さんの ル ミュゼ ドゥ アッシュ へ行ったのですが、全てが高いのですが、本物に触れた感じがして、インパクトが凄かったです。
しかも土曜日という事もあるとは思いますが満席でした。
息子にチーズケーキを頼んだら、一口食べていらないと不評でしたが。

客商売では全てのお客さんを満足させる事は出来ないんですね。

毎日来るお客さん向け、市内でたまに来るお客さん向け、観光客向けの商品を作る必要があると感じました。
きっちりそれが出来れば、月平均20万円の利益が出ると思いますが、立地的にはそれが限界かな?と感じます。

商売として成り立つには(サラリーマンの年収以上)もう一本の利益の柱が必要かな?と感じました。
利益率50%程度のネット販売の商品を見つける必要があると思います。
農産物を加工して売るという事ですね。
今の段階で利益率30%程度のものを売っても、忙しいだけで利益にはつながらないと思いますので、50%は必要かと思います。

田中義剛さん会社のような方向性だと思います。

取材の人がたくさんいましたが、今のやり方ではどんなに取材が多くてもお客さんの入りに貢献しても利益に貢献するとは思えません。
そしてこういう取材というのは一巡したらもう来ませんし、あくまでも利用する気持ちが大切かと思います。

そしてたまたまなのか常連さんなのかは知りませんが、コスモアイルと神子原米をメジャーにした人がいましたが、彼は祭りを盛り上げる力はありますが、祭りの後片付けは出来ないと羽咋市民として感じております。

つまりは少なくとも30年間利益を得る事まで考えて行動しているのではなく、その場を盛り上げる事しか考えていないのではないかと思います。

商売って祭りの後の方が大切なんですね。
情報発信力はあるのですから、きっちり利益が取れる商品の開発をまず考える必要があるかと思います。

商売と言うのは儲かってナンボなんですね。
きれいごとを並べても儲からなかったら趣味の域です。
サラリーマンの平均年収である年間600万円以上の利益を出さなければ、商売する意味がないと思いますが、オーナーさんはそれが可能な人だと思います。
Posted by MAC@パパ at 2009年10月18日 04:50
>MAC@パパさま
ご家族でのご来店、ありがとうございました。
当日は取材が重なりバタバタと落ち着かない対応で申し訳ありませんでした、、、

さまざまなご指摘と暖かいお言葉、ありがとうございます!
MAC@パパ さんのおっしゃるとおりだと思います。私自身、経営経験はこれでやっと3年という身ですので、日々是勉強!といった感じですが、家業としての自覚はきちっと突き詰めた開業(スタート)ができたと思っています。

それを力づよく支えてくださる地域の方々や、足しげく通ってくださるお客様達との出会いと日々の交流は、本当に思い描いていたものを軽く飛び越え、毎日の原動力になっています。

私個人の考えとしては(商売の話とは離れるかもしれませんが、、)コミュニティというものは適材適所と広く生きたコミュニケーションがあって機能を発揮してゆくと思っています。
そしてコミュニティが健全に機能していないと、その土壌の上にある商売も続かない。。
ですから、私は不器用ながらに持続発展が有望と思われるような地域づくり、店作りに興味があります。
取材をお受けするうちの何割かも「環境経済」や「農業のビジネスとしての側面ではない機能」について研究されるような大学やメディア、団体さんもいらっしゃいます。
そのような取材はっきりいえば「客寄せ」にすらならないのでしょうが、そこでうまれる人のつながりと情報交換がまたこの土地にフィードバックされていきます。

私が考える「カフェの役割」です。

商売っ気のある方から見るともどかしいような奇麗事の慈善事業みたいに思われることもあるのかもしれません、、

羽咋市役所の高野さんの手腕は現在の行政の仕事からはみ出て明るい話も呼び込んでくださっています。
彼の打ち上げた花火を見にきたお客さんに屋台でものを売り利益を上げるのも、会場美化や協賛以外の経済効果を見極め対策を練るのも「当事者」たる住人の役目だと思いますし、打ち上げた花火を思いがけないところから眺めて感動している人もいるようですよ。
大げさな花火を打ち上げることのできる人との出会いもまた「粋」なものです。

私どもには、街の消費文化を象徴するようなショーアップされた魅力や資本主義的な意味での「豊か」さは無いかもしれません。
それは、お越しくださるおきゃくさまによっては「物足りない」感覚を与えてしまうのかもしれませんね、、商品開発やサービスの質、、日々自分たちも悩み工夫しております。

それでも夫婦、家族5人であらわす「我が家」でもある「神音」はそうやすやすと倒れるわけには行かないのです(苦笑)!

ちなみに負け惜しみでは無いですが、この3年の経営においての所得はサラリーマン時代のいずれの時代をも上回っていますので、これをキープする事は必要最低基準だと考えています。

いままでいわゆる「サラリーマンの平均」なんて程遠い現実でしたから、ようやく「人並み」なんでしょうか・・・

実際問題は、サラリーマンの「平均所得」の意味する事や食料自給率のあらわす数字のトリック、現代の経済感覚、産業区分の弊害、社会の分裂硬直化、、そんな暗い雰囲気の無い「限界集落」を私は誇りに思いますし、この菅池町を訪れられた遠く他県からのお越しのお客様には「10年後思い出してお尋ねください♪必ずここにいますから!」とお見送りしています。

またのご来店心よりおまちしております。
Posted by 農夫見習いパパ at 2009年10月18日 22:28
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